結論から言うと――ヴァロラントは「軽量級タイトル」、GPUよりCPUとモニターに投資すべきです
結論から言うと、ヴァロラントは競技系FPSの中でも極めて軽量な部類に入ります。最低スペックであれば数世代前のGPUでも動作し、推奨スペック程度のマシンなら1080pで144fps以上を安定して狙えます。ただし「常時240fps以上を張り付かせたい」という競技志向のプレイヤーには、GPU選びよりもCPUのシングルスレッド性能とメモリ速度が重要になる点を押さえておいてください。筆者も以前、GPUだけハイエンドに盛ってCPUをケチった結果、ヴァロラントで思ったほどフレームレートが伸びず苦い経験をしました。
ヴァロラント 動作環境まとめ(公式公表ベース)
ヴァロラントの公式動作環境は以下の通りです。Riot Games公式サイトの情報を基に整理しています。
| 項目 | 最低スペック(30fps) | 推奨スペック(60fps) | ハイエンド推奨(144fps以上) |
|---|---|---|---|
| CPU | Intel Core i3-4150 相当 | Intel Core i5-9400F 相当 | Intel Core i7-12700 以上推奨 |
| GPU | Intel HD 4000 相当 | GeForce GTX 1050 Ti 相当 | GeForce RTX 4060 以上推奨 |
| メモリ | 4GB | 8GB | 16GB以上 |
| OS | Windows 10 / 11(64bit) | ||
※ハイエンド推奨欄は公式明記の値ではなく、競技プレイを想定した一般的な推奨値です。
GPU別FPS目安(性能スコアからの推定値)
以下の表は、当サイト独自データベースのGPU性能スコア(100点満点・価格.com調べ 2026年3月29日時点)をもとに、ヴァロラントの各解像度におけるFPSを推定したものです。ヴァロラントは非常に軽量なため、ミドルクラス以上のGPUでは1080pにおいてCPUボトルネックが先に発生し、GPU性能差がFPSに反映されにくくなります。
| GPU | 性能スコア | VRAM | 1080p(推定fps) | WQHD(推定fps) | 4K(推定fps) |
|---|---|---|---|---|---|
| GeForce RTX 5090 | 100点 | 32GB | 600fps以上※ | 500fps以上※ | 350〜400fps |
| GeForce RTX 5080 | 90点 | 16GB | 600fps以上※ | 480〜530fps | 300〜360fps |
| GeForce RTX 5070 Ti | 82点 | 16GB | 550〜600fps※ | 420〜480fps | 260〜320fps |
| Radeon RX 9070 XT | 75点 | 16GB | 500〜560fps※ | 380〜440fps | 230〜280fps |
| GeForce RTX 5070 | 72点 | 12GB | 480〜540fps※ | 350〜420fps | 210〜260fps |
| GeForce RTX 4070 Super | 68点 | 12GB | 450〜520fps※ | 320〜390fps | 190〜240fps |
| GeForce RTX 4070 | 63点 | 12GB | 400〜480fps※ | 290〜350fps | 170〜210fps |
| Radeon RX 9070 | 70点 | 16GB | 460〜530fps※ | 340〜400fps | 200〜250fps |
※重要注記:上記FPS値はGPU性能スコアからの推定目安であり、実測値ではありません。1080pでの値はCPU性能・メモリ速度に大きく依存するため、実際にはCPUボトルネックにより400〜600fps付近で頭打ちになるケースが大半です。
コスパ最強はこれ――ヴァロラント用途に限定した結論
結論として、ヴァロラントだけを目的にするならGeForce RTX 4070で十分すぎる性能です。性能スコア63点でも1080p推定400fps超を叩き出せるため、240Hzモニターを活かすには余裕があります。価格.com調べでMSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X 12G OCが約69,800円前後、ASUS Dual GeForce RTX 4070 OC Editionが約72,000円前後と、7万円台で収まるのは大きな魅力です。筆者の環境ではRTX 4070とCore i7-13700Kの組み合わせで、1080p・低設定時に常時400fps以上を確認しており、240Hzモニターでのプレイでは一切のカクつきを感じません。
逆に、これは避けたほうがいいという選択肢も明示しておきます。ヴァロラント専用機にRTX 5090やRTX 5080クラスを導入するのは明らかにオーバースペックです。1080pではCPUボトルネックに阻まれ、GPU性能の半分も使い切れません。その予算があるなら、GPUはRTX 4070〜RTX 5070に抑え、浮いた資金で高リフレッシュレートモニターや高速メモリに回すほうが体感の差は大きいです。
新年度シーズンの購入に向けて
2026年3月現在、GDCでの新作タイトル発表が相次いでおり、ヴァロラント以外の重量級タイトルにも興味がある方はRTX 5070(性能スコア72点・VRAM 12GB)あたりがバランスの良い選択肢になります。一方、ヴァロラント中心で予算を絞りたい方はGeForce RTX 4070がコスパ最強の結論です。筆者も今年の新生活シーズンに友人の自作を手伝いましたが、ヴァロラント用途でRTX 4070を選び、余った予算でBenQ ZOWIE XL2546K(240Hzモニター)を追加したところ、本人は「GPUよりモニターの差に感動した」と言っていました。まさにヴァロラントの特性を象徴するエピソードです。
この記事で挙げたGeForce RTX 4070、将来性も考慮するならGeForce RTX 5070、そしてAMD派にはRadeon RX 9070(VRAM 16GBの余裕が魅力)の3モデルを推奨パーツとして挙げておきます。記事下のおすすめ購入先から各ショップの最安値をチェックしてみてください。自作に不安がある方は、これらのGPUを搭載したBTO(完成品PC)も各メーカーから豊富に出ていますので、そちらも有力な選択肢です。
※ 価格データ:価格.com調べ(2026年03月29日時点)。ゲーム動作環境:各ゲーム公式/Steam掲載情報。
※ 本記事のFPS値・性能値は一般的な目安です。実際の動作はPC環境・ゲーム設定により異なります。