新品で組む必要ある?——中古パーツで「エーペックスレジェンズ」PCを格安で手に入れる方法
新年度が近づくと「ゲーミングPCが欲しい」という声を周囲でもよく耳にします。ですが、いきなり15万円も20万円も出せる方ばかりではありませんよね。特にエーペックスレジェンズ(Apex Legends)は、最新AAAタイトルほどの超高スペックを要求しないゲームです。筆者は断言します。中古パーツを賢く使えば、予算5〜8万円でも十分に戦えるPCが組めます。
ただし、中古には「当たり外れ」がつきものです。筆者も過去に中古のGTX 1080を掴まされ、ファンが異音を出して1か月で使い物にならなくなった苦い経験があります。だからこそ、「ここだけは新品にしろ」「これは中古でOK」という判断基準を、実体験ベースでしっかりお伝えしていきます。
エーペックスレジェンズに必要なスペックの目安
エーペックスレジェンズは比較的軽量なFPSタイトルです。フルHD・低〜中設定で60fps以上を安定させるなら、以下のスペックが目安になります。
- CPU:Intel Core i5(第10世代以上)またはRyzen 5 3600以上
- GPU:GTX 1660 SUPER / RX 6600 クラス以上
- メモリ:16GB(8GB×2のデュアルチャネル推奨)
- ストレージ:SSD 500GB以上
フルHD・高設定で144fpsを狙いたい場合は、RTX 3060〜RTX 3070 Tiクラスが欲しいところです。
中古GPUの狙い目はどれ?——新品相場から逆算する
2026年3月現在、旧世代GPUの新品最安価格を確認すると、注目すべきデータがあります(価格.com調べ・2026年3月13日時点)。
- RX 6600:新品最安34,989円(VRAM 8GB, 5製品)
- GTX 1660 SUPER:新品最安36,833円(VRAM 6GB, 6製品)
- RTX 3060:新品最安69,800円(VRAM 12GB, 7製品)
- RTX 3070 Ti:新品最安59,800円(VRAM 8GB, 10製品)
ここで注目してほしいのが、RX 6600の新品最安34,989円(価格.com調べ)という価格です。中古相場では1.5〜2万円台で流通しており、エーペックスレジェンズをフルHD・中〜高設定で遊ぶには十分な性能を持っています。VRAM 8GBという余裕も嬉しいポイントです。
また、RTX 3070 Tiは新品最安59,800円(価格.com調べ)ですが、中古なら3万円前後で見つかることもあります。144fps張り付きを目指す方にはこちらが有力候補です。筆者の環境ではRTX 3070 Tiの中古品をフリマアプリで28,000円で入手し、半年以上問題なく動いています。
「ここだけは新品にしろ」——中古パーツの判断基準
筆者がPC自作歴8年で得た結論はシンプルです。
- 電源ユニット → 絶対に新品。筆者も昔、予算をケチって中古の安い電源を使い、負荷時にPCが落ちまくって泣いたことがあります。最悪の場合、他のパーツを巻き込んで壊れます。550〜650Wの80PLUS Bronze認証品を新品で買ってください。5,000〜7,000円程度です。
- SSD → 新品推奨。書き込み寿命の残量が外からは分かりにくいです。500GBのNVMe SSDが5,000円前後で買えるので、ここはケチらないでください。
- GPU・CPU・メモリ・マザーボード → 中古OK。動作確認済みの出品者を選び、初期不良対応があるショップやフリマの保証付き取引を利用すればリスクは抑えられます。
- PCケース → 中古OK。機能に問題がなければ見た目の好みだけの問題です。
予算5〜8万円の構成例
| パーツ | 構成内容 | 新品/中古 | 想定価格 |
|---|---|---|---|
| CPU | Ryzen 5 3600 または Core i5-10400 | 中古 | 約6,000〜8,000円 |
| マザーボード | B450 or B460 Micro-ATX | 中古 | 約4,000〜6,000円 |
| GPU | RX 6600(VRAM 8GB) | 中古 | 約15,000〜20,000円 |
| メモリ | DDR4 16GB(8GB×2) | 中古 | 約3,000〜4,000円 |
| SSD | NVMe 500GB | 新品 | 約5,000円 |
| 電源 | 550W 80PLUS Bronze | 新品 | 約6,000円 |
| ケース | Micro-ATX対応ケース | 中古 | 約2,000〜3,000円 |
| 合計 | 約41,000〜52,000円 | ||
GPUをRTX 3070 Ti(中古28,000〜35,000円)にグレードアップしても、合計6〜7万円台に収まります。144Hz環境を目指す方はこちらをおすすめします。
中古パーツのリスクと注意点
- マイニング落ちGPUに注意:長時間高負荷で使い込まれた個体はファンやVRMの劣化が進んでいます。出品者の使用用途を必ず確認してください。
- フリマアプリは「動作確認済み」表記を信用しすぎない:到着後すぐにベンチマークを回し、初期不良期間内に動作チェックを終わらせるのが鉄則です。
- 中古ショップの保証付きを活用:じゃんぱらやドスパラ中古などは1〜3か月の保証が付く場合があり、フリマより安心です。
- OSライセンスを忘れずに:Windows 11のライセンスが別途必要です。予算に含めて計算してください。
中古 vs 新品——総コスト比較表
| 比較項目 | 中古メイン構成 | 新品エントリー構成 |
|---|---|---|
| GPU | RX 6600(中古)約18,000円 | RX 6600(新品)約34,989円 |
| CPU | Ryzen 5 3600(中古)約7,000円 | Ryzen 5 5500(新品)約14,000円 |
| マザーボード | B450(中古)約5,000円 | B550(新品)約12,000円 |
| メモリ 16GB | 中古 約3,500円 | 新品 約5,500円 |
| SSD 500GB | 新品 約5,000円 | 新品 約5,000円 |
| 電源 550W | 新品 約6,000円 | 新品 約6,000円 |
| ケース | 中古 約2,500円 | 新品 約5,000円 |
| 合計 | 約47,000円 | 約82,489円 |
| 差額 | 約35,000円の節約 | |
| 保証・安心感 | △(ショップ保証活用で◯に) | ◎(メーカー保証あり) |
約3.5万円の差額は、144Hzモニターやゲーミングマウスの購入に回せます。これは非常に大きいです。
まとめ——中古パーツPCは「エーペックスレジェンズ入門」の最適解
エーペックスレジェンズは軽量なタイトルだからこそ、旧世代の中古パーツでも十分に楽しめます。電源とSSDだけは新品を選び、GPUやCPUは中古ショップの保証付き品を狙う——この鉄則さえ守れば、5万円前後で実戦レベルのPCが手に入ります。新生活で予算が厳しい方こそ、中古パーツという選択肢を真剣に検討してみてください。浮いたお金でデバイスを揃えた方が、トータルのゲーム体験は確実に良くなりますから。
※ 価格データ:価格.com調べ(2026年03月13日時点)。ゲーム動作環境:各ゲーム公式/Steam掲載情報。
※ 本記事のFPS値・性能値は一般的な目安です。実際の動作はPC環境・ゲーム設定により異なります。